肩こり
腰痛と同様に人間が、二本足で立ち、手を歩行以外の作業に使われるようになったため、肩こりが起こったとされています。肩こりに最も関係の深い筋肉は、僧帽筋だと、考えられています。
後頭部、首すじから出て、肩甲骨から鎖骨にかけて、コウモリが羽根を広げたように張っている大きな筋肉です。
他にも僧帽筋と一緒に協力して、働く肩甲挙筋や菱形筋という筋肉も肩こりを起こす主な筋肉です。
頭は、5-7kgの重さをしています。
頭が前に出る姿勢は、スイカくらいの重い頭を支えるために何倍もの力を出さなければならず、筋肉が疲労して、肩こりが起きやすくなるのです。
猫背の人やパソコン、スマホの使いすぎ、子育ての抱っこによる、肩こりも現代では、多くなっています。
また、日本は、湿気が多い国なので、それが肩こりの原因とも言われています。
同じアジア人でも、湿気の少ない中国には、肩こりがないと言われています。
肩こりの日本人が、湿気のない中国に行けば、肩こりがなくなり、中国人が、湿気の多い、日本に来たら、肩こりになくなるそうです。
東洋医学的に見れば、湿気は、身体の大敵なのです。